市川團子さんは、の将来有望の歌舞伎役者です。
先日の四代目・市川猿之助の代役で務めた舞台でも、その実力が示されましたね。
市川團子さんへの期待から、「猿之助」を襲名するのでしょうか。
今回の市川猿之助さんの逮捕と事件の内容から、市川家一門の澤瀉屋（おもだかや）の存続の危機でもあるのはないでしょうか。
ここでは
・市川團子は「猿之助」を襲名するのはいつ？
・市川團子は「猿之助」を襲名しない道はあるか？
・澤瀉屋（おもだかや）は存続危機？
などをご紹介します。
市川團子は「猿之助」の襲名はいつ？
市川團子さんが「猿之助」を襲名するのは、歌舞伎の演出、芸風、役を演じる実力、歌舞伎関係者の重鎮、後援会やファンの方などの推薦、襲名する本人の意思によります。
市川團子さんは澤瀉屋（おもだかや）の役者さんですが、澤瀉屋（おもだかや）ってなんでしょうか。
澤瀉屋（おもだかや）は、他の屋号と異なり、「市川猿之助」「市川段四郎」が二大看板になり、澤瀉屋の名跡を名乗っています。
「市川猿之助」が宗家の長という立場です。
「猿之助」の名前は、自らの芸を磨き上げた思い入れのある名前で、師・九代目市川團十郎のもとで芸を磨き、市川一門の番頭格にまで上り詰めた名前です。
「市川段四郎」は、初代・市川猿之助が、師を九代目・市川團十郎としていた頃、九代目が死去された後、後継者不在の困難な時期を乗り切ったことで襲名した名前です。
市川團子さんはにとっては、「市川猿之助」も「市川段四郎」も、澤瀉屋を背負う身としての名跡なので、今回の事件のないようから「市川段四郎」を襲名することも可能です。
市川團子が「猿之助」を襲名しない道はあるか？
市川團子さんが「市川段四郎」を襲名するか、澤瀉屋を辞め、他の一門に入門するかの道があります。
市川團子が市川段四郎を襲名する
四代目・市川猿之助さんはお子さんがいないので、市川中車さんの息子・市川團子が澤瀉屋の宗家になり、五代目・市川猿之助というのが暗黙の了解でしょう。
しかし、「市川段四郎」も名跡とされているので、今回の事件の内容から市川團子さんは、五代目・市川段四郎を襲名することも考えられます。
市川團子がも澤瀉屋以外の一門に入門
市川團子さんにとって、澤瀉屋を出て他の一門に入門することも考えられます。
その場合、入門した一門の見習いという立場で修行するということになるのでしょう。
人間国宝・坂東玉三郎さんは一般家庭から人間国宝にまでなりました。
他に片岡愛之助、市川右團次、市川笑也などは、歌舞伎の家に生まれていませんが、第一線に活躍しています。
市川團子さんも、より実力をつけていけば、名を上げる歌舞伎役者さんになるのではないでしょうか。
澤瀉屋の屋号は存続できるか？
澤瀉屋の屋号は存続できるかは、市川團子さん次第ではないでしょうか。
四代目・市川猿之助さんの事件で世間に大きな衝撃を与える出来事でした。
そして過去に、市川中車さんの事件もありました。
澤瀉屋は歌舞伎界の中でも、立場が危ういはずです。
市川中車さんの事件の時は、四代目・市川猿之助さんの人気と歌舞伎界への貢献が強かったので、澤瀉屋として存続が危ぶまれる程ではなかったのではないでしょうか。
市川團子の魅力は？
市川團子さんは19歳の青年で、大学と歌舞伎を両立する努力家です。
大学は青山学院大学文学部比較芸術学科に在籍する2年生です。
青山学院大学文学部比較芸術学科は、「美術・音楽・演劇映像」の３領域を古典や伝統、歴史を基盤とする人文学を現代社会の芸術と文化の本質と捉えています。
これらを比較学習・研究を通じて、芸術的想像力の本質と魅力を学んでいます。
小学１年生から日本舞踊をやっていたそうです。
2011年9月に、五代目・市川團子を襲名した際、7歳でした。
市川團子さんは歌舞伎にの世界に憧れ、芸を磨き、学問にも勤しんでいることが芸に表れ、観客がかんどうするのではないでしょうか。
まとめ
市川團子さんの「猿之助」を襲名するか否かについて調べました。
四代目・市川猿之助さんの事件で、澤瀉屋の名跡「猿之助」はこれまで130年以上の歴史に泥を塗ることになりました。
市川團子さんは、澤瀉屋の名跡でも、将来のある青年がその名前を背負っていくのは重責過ぎると思います。
市川團子さんが純粋に歌舞伎役者として芸に勤しむことが大事だと思います。
歌舞伎界では襲名は出世にのようなものですが、今回の市川猿之助さんの事件で「猿之助」という名前を継ぐことに、芸以外のレッテルを貼られて、事件を連想させるイメージですよね。
市川團子さんを応援しながら、今後の状況を見守りたいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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